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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】金正恩第1書記の訪中説が急浮上 36年ぶりの朝鮮労働党大会控え、関係改善狙う?

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
金正恩第1書記の訪中説が急浮上 36年ぶりの朝鮮労働党大会控え、関係改善狙う?

 北朝鮮の金正恩第1書記に「近々、訪中する」との観測が急浮上している。来年5月に36年ぶりの朝鮮労働党党大会(第7回)を開催予定の北朝鮮だが、党大会には海外の賓客を招請するのが通例で、「中国から最高幹部を招きたい」と金正恩氏が希望しているとされる。中国はすでに何度も「金正恩氏の訪中を歓迎」との意向を北朝鮮に伝えているとされる。だが、その訪中には3つの条件が付いているという。(久保田るり子)

なぜ、来春に党大会開催なのか?

 北朝鮮に詳しい関係者によると、「党大会では金正恩体制の幹部人事が行われる可能性が高い。老幹部が一掃され、40代~50代に若返りが図られるもようだ」という。

 今回の開催の背景は(1)金正恩体制の権威付け(2)党主導による「共産国家体制」確立で中朝関係を強化(3)金正恩氏の指導力を内外に示す-などの狙いとみられている。

 党大会は、朝鮮労働党の「最高指導機関」だが先代の金正日時代は一度も開かれたことがなかった。金正日総書記が「先軍政治」と呼んだ軍事独裁を強化するため、党機関を一切、無視したからだ。従って前回は先々代の金日成時代に遡(さかのぼ)り1980年10月10日から5日間だ。この大会の最大の焦点は金正日氏デビューだった。それまで公の場所に出てこなかった金正日氏がひな壇に登場、指導者ぶりを内外に示し、党中央委員会全員会議で政治局常務委員に選出されたのだ。

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