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【世界記憶遺産】中国版「アンネの日記」こそが南京大虐殺がなかった証拠だ! 藤岡信勝(拓殖大客員教授)

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【世界記憶遺産】
中国版「アンネの日記」こそが南京大虐殺がなかった証拠だ! 藤岡信勝(拓殖大客員教授)

月刊正論2016年1月号。お求めは記事中の「ご購入はこちらへ」のリンクからどうぞ

※この記事は月刊正論12月号から転載しました。月刊正論1月号は12月1日発売。ご購入はこちらへ

日本外交再度の大敗北

 中国が提出した「南京大虐殺」と「慰安婦=性奴隷」の二つの案件が注目される中、10月4日からアラブ首長国連邦の首都アブダビで開催されたユネスコ記憶遺産国際諮問委員会(IAC)は、「南京大虐殺」文書を登録する決定を行った。「慰安婦」については「不登録」となったが、ユネスコは2年後の次回、韓国などと連携して再提出するよう勧告した。いずれにせよ中国は、ユネスコを利用して、大きな対日歴史カードを手に入れたのである。

 この決定は、今年の日本外交の再度の大敗北である。再度の、と言うのは、明治期の産業革命遺産を世界文化遺産として登録するに当たり、6月に日韓外相会談で、朝鮮半島からの徴用工を「強制労働」させたと読める文書に合意するという失態があったからである。それに次ぐ第2の深刻な失敗を、戦後70年歴史戦の今年、外務省=日本政府は犯してしまったのである。

 14人からなる国際諮問委員会の審議の実態は、外務省の依頼でこの会議にオブザーバーとして参加した高橋史朗氏が別稿で報告されるので、ここではこれ以上ふれない。

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