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【酒井充の野党ウオッチ】シロアリ批判もどこ吹く風 共産党・志位委員長が「国民連合政府」構想に自信を深めるのには理由があった…

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【酒井充の野党ウオッチ】
シロアリ批判もどこ吹く風 共産党・志位委員長が「国民連合政府」構想に自信を深めるのには理由があった…

国民連合政府構想の提唱からちょうど2カ月が経過し、記者会見に臨む共産党の志位和夫委員長=11月19日、国会内(酒井充撮影) 国民連合政府構想の提唱からちょうど2カ月が経過し、記者会見に臨む共産党の志位和夫委員長=11月19日、国会内(酒井充撮影)

 「シロアリみたいなもの」(民主党の前原誠司元外相)と言われようが、なんのその。共産党が安全保障関連法廃止を目的とした野党連立政権「国民連合政府」構想を提唱して2カ月が経過したが、志位和夫委員長は全くひるむ気配をみせない。野党第一党・民主党の岡田克也代表は繰り返し「あり得ない」と構想を否定しており、“共産党アレルギー”の根強さばかりが際立つが、志位氏は「あきらめない」と積極的な発信を続けている。

 野党の中ですら「嫌われ者」の様相を呈している志位氏は、なぜ意気軒高なのか。結論を先に書くと、仮に構想が実現しなくても共産党の来年夏の参院選での党勢拡大は確実で、失うものがないとの自信があるからだ。

 共産党は今年1月の第3回中央委員会総会(3中総)で、参院選について「比例代表850万票、得票率15%以上」との数値目標を掲げた。比例だけで8議席以上の獲得を目指している。共産党の参院選比例票の過去最高記録は平成10年の819万票(得票率14・6%)で、堂々と記録更新を宣言したわけだ。

 共産党は2年前の参院選比例で564万票(同10・6%)を集め、比例5、選挙区3の計8議席を獲得した。選挙区を含め計21議席を獲得した昨年12月の衆院選の比例代表票の総数は606万票(同11・3%)で、着実に得票を伸ばしている。

 今春の統一地方選で全都道府県議会で「共産党議員ゼロ」を解消し、10月の宮城県議選では議席を倍増させた。それにしても参院選の目標は高い。無謀と言えなくもない数字をなぜ掲げたか。来年改選を迎える参院議員が戦った5年前の参院選と比較すると、その自信の一端がうかがえる。

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