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【話題の肝】夏目漱石は本当に「I LOVE YOU」を「月がきれいですね」と翻訳したのか? TVドラマが続々と引用…

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【話題の肝】
夏目漱石は本当に「I LOVE YOU」を「月がきれいですね」と翻訳したのか? TVドラマが続々と引用…

「アラサーちゃん 無修正」から。DVD発売中(C)「アラサーちゃん 無修正」製作委員会

 明治の文豪、夏目漱石は「I LOVE YOU」を「月がきれいですね」と訳した-?

 そんな逸話が、なぜか最近、テレビドラマの重要なシーンで相次いで取り上げられている。確認できただけでも、昨秋から今秋にかけて、以下の5作品で見かけた(放送順)。

 テレビ東京系「アラサーちゃん 無修正」(昨年10月)▽テレビ朝日系「相棒season13」(今年1月)▽テレビ東京系「怪奇恋愛作戦」(3月)▽フジテレビ系「デート~恋とはどんなものかしら~2015夏 秘湯」(9月)▽CBC/TBS系「三つの月」(10月)-。

 もちろん、放送局も脚本家もバラバラだ。ただ、主に恋愛シーンの山場で、登場人物が漱石の逸話を語ることで物語が動く-という展開が目立った。

 例えば、「アラサーちゃん 無修正」。最終話で、主人公のアラサーちゃん(壇蜜)と、夜道を歩いていた文系君(忍成修吾)が満月を見かけ、「月がきれいですね」と言おうとして急に漱石の逸話を思い出し、ためらうと、先にアラサーちゃんに言われてしまう-といった場面だ。

 また、「デート」では、山小屋でスーパームーンを見た自称「高等遊民」の巧(長谷川博己)が、漱石の逸話を引用し、依子(杏)に愛の告白をする-というものだった。

 なぜ、こうした逸話の「引用」は数々のドラマで相次いでいるのか? 今回、複数の関係者や識者に取材したが、残念ながら、確たることは分からなかった。ただ、関係者の一人は「ネットで話題になったフレーズやエピソードをドラマのせりふに盛り込むことは増えている」と指摘。漱石の逸話は、数年前からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで拡散されており、それも手伝い、偶然の一致が重なったのかもしれない。

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