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【朝鮮半島ウオッチ】成果は「決裂しなかった」ことだけ…日中韓首脳会談を主催した朴槿恵大統領の力量

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【朝鮮半島ウオッチ】
成果は「決裂しなかった」ことだけ…日中韓首脳会談を主催した朴槿恵大統領の力量

 韓国が主催した日中韓首脳会談は「決裂しなかった」ことを成果に無事終了した。しっかり手を握りあった3首脳だが、実のところは不満だらけだったであろう。慰安婦問題で日本に要求をのませたい韓国、歴史問題で日本をねじ伏せたい中国、こうした大時代的な両国を相手に戦略的外交を試みる日本と、各首脳は全く別の方向を向いていたからだ。朴槿恵大統領はホスト国として笑顔で和解ムードを演出、何とかメンツは保ったものの、懸案はすべて先送りとなった。(久保田るり子)

本当は不機嫌だった? 朴槿恵大統領

 首脳会談としては3年半ぶり、安倍・朴政権間では2年8カ月でようやく実現した日韓首脳会談。だが、最大の障害となってきた慰安婦問題は双方の立場の乖離(かいり)は埋め難く、会談の日程が決まった以降も韓国側は日本の譲歩を迫り続けたという。しかし日本側の「解決済み」との立場が揺るぐはずもない。このため、先月末の韓国側は「実に沈鬱なムードだった」(関係筋)とされる。

 韓国側には日韓首脳会談にトラウマがある。2005年の小泉純一郎首相・盧武鉉大統領は歴史問題で激突、2011年末の野田佳彦首相・李明博大統領は慰安婦問題で決裂しているからだ。だが今回は決裂させるわけにはいかない。韓国には主催国のメンツがかかっていた。一方で慰安婦問題に成果がなければ、「何のために会談したのか」との国内世論にさらされることになる。

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