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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】本格化した朴槿恵大統領の「米中二股外交」、末路が透けて見える…

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
本格化した朴槿恵大統領の「米中二股外交」、末路が透けて見える…

この記事は月刊正論12月号から転載しました。ご購入はこちらへ。

 10月10日、平壌・金日成広場。上客を迎えた金正恩第1書記の上機嫌ぶりが際だった。演台に立った金正恩氏は劉雲山・中国共産党政治局常務委員と手を取り高く掲げて人民に手を振った。中国は党代表団を送ってきた。習近平国家主席は歯の浮くような友誼の祝電を打電してきた。金正恩氏はひとまず内外に向けた面目を保って胸をなで下ろしたのだろう。

 9月3日北京・天安門広場。習近平氏に一番近い席で中国人民解放軍を閲兵したのは黄色のジャケット姿の韓国大統領、朴槿恵氏だった。平壌からすれば北京の裏切りに等しい。だが、朝鮮半島をめぐる戦略構図が変わったかを判断するにはまだ早いだろう。習近平氏の中国は金正恩氏の実力を量り、朴槿恵氏の本音を試しているように見受けられる。

 そして10月16日米ホワイトハウス。朴槿恵氏は笑みを噛みしめた。韓国の中国傾斜への米国の懸念を払拭すべく訪米した朴氏は、米韓共同声明に北朝鮮非核化を盛り込み、記者会見でオバマ氏から「米韓関係はこれまでで最も強力だ」との答えを引き出した。

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