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火星に「塩水の川」…NASA「人類の移住、可能性あり」

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火星に「塩水の川」…NASA「人類の移住、可能性あり」

火星表面で見つかった、水が流れたとみられる黒っぽい筋(左)。塩分以外の鉱物を青で着色してある(NASA提供)

 火星は乾燥した不毛の惑星ではなく、地表は水が流れている-。米航空宇宙局(NASA)は28日、火星表面の谷間に沿って、水が流れている有力な証拠を見つけたと発表した。過去の調査で、氷や水蒸気の存在は分かっていたが、液体が確認されたのは初めて。火星にも「生命体」が生息する可能性を主張する研究者らは、水の存在に大喜び。米オバマ政権が2030年代半ばに計画している有人火星探査で、人類と火星生命体との遭遇が、現実のものになるかもしれない。

 ■冬に消える黒い筋

 ロサンゼルス・タイムズやCNNテレビ、CBSニュース(いずれも電子版)など米国メディアによると、研究に当たったのは米ジョージア工科大のネパール人科学者、ルジェンドラ・オジャ氏が率いる8人のチーム。10年から、無人探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」のカメラ画像分析を開始。火星表面の急な谷間に、春ごろになると幅約5メートル、長さ約100メートルの黒い筋が現れ、夏になると大きくなり、冬になると消えてしまうことを突き止めた。

 そこで、MROに搭載された小型分光器などの最新機器や先端技術を駆使して調べると、高濃度の塩水と判明。火星表面には、こうした黒い筋が4カ所あることも確認したという。

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