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【日本の議論】2学期が“死ぬほど”つらい子供たちへ 「歳とれば死ぬ理由いっぱい」「図書館に来て」 

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【日本の議論】
2学期が“死ぬほど”つらい子供たちへ 「歳とれば死ぬ理由いっぱい」「図書館に来て」 

 

 「学校が始まるのが辛いなら休んだってかまわない」-。こんな内容のメッセージがこの夏、子供たちに向けて神奈川県鎌倉市の図書館などさまざまな個人・団体から発信され、大きな反響を呼んだ。内閣府によると、18歳以下の子供は、夏休みなど長期休み明けに自殺が増える傾向がある。なかでも、女優の樹木希林さんが自身ががんを罹患(りかん)していることを例に、「歳をとると、死ぬ理由はいっぱいあるから」というメッセージは注目を集めた。「子供たちに生きていてほしい」と願う社会のメッセージが広がっている。(油原聡子)

長期休暇明けに増加

 内閣府の平成27年版自殺対策白書によると、18歳以下の子供の自殺した日を、昭和47年から平成25年の42年間でみると、夏休み明けの9月1日が131人で最も多いことがわかった。次いで、4月11日(99人)、4月8日(95人)が多かった。

 いじめなどに苦しむ子供にとって、学校の始まりは辛い日々の始まり。さらに、「学校に行くのが当たり前」という社会の価値観が強いと、「学校に行けない自分は駄目な人間なんだ」と子供は、自己否定に陥り、追い詰められてしまう。

 7月に岩手県矢巾町の中学2年、村松亮さんがいじめを苦に自殺したとみられる問題が大きく報道されたこともあり、2学期を控えた子供たちに向けたメッセージの発信がさまざまな団体や個人から相次いだ。

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