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【福島第1原発】廃炉へのミッション・インポッシブル 「原子炉内のデブリを探せ!」

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【福島第1原発】
廃炉へのミッション・インポッシブル 「原子炉内のデブリを探せ!」

 東京電力福島第1原発は9月11日、未曽有の事故から4年半を迎えた。汚染水との闘いは相変わらずだが、この半年で高濃度汚染水の全量浄化が完了するなど、進展は見られる。国が汚染水の抜本対策と位置付ける「凍土遮水壁(とうどしゃすいへき)」の本格運用も近く始まる見込み。廃炉の最難関となっている溶け落ちた燃料(デブリ)の状況把握も本格的に始まる。30~40年とされる廃炉の“正念場”はこれからだ。(原子力取材班)

凍土壁の本格運用

 福島第1原発では、山側から流れてくる地下水が放射性物質で汚染された原子炉建屋に入り込み、1日約300トンの汚染水を生みだし、頭を悩ませてきた。

 現状では多核種除去装置(ALPS=アルプス)で浄化してタンクに保管しているが、貯蔵量には限界があり、汚染水の発生そのものを抑えるには、建屋に流れ込む地下水を減らす必要がある。

 凍土壁は、原子炉建屋の周囲約1・5キロをぐるりと囲むように凍結管を埋め込み、土壌を凍らせて建屋への地下水の流入を防ぐ仕組みだ。

 東電はすでに、建屋に入る前に地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」を稼働しており、この2つを組み合わせれば汚染水の発生量は限りなく低減できると期待されている。

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