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【ビジネス解読】韓国の鉄道乗客の恐るべきモラルの崩壊 不正乗車は5年で130万件超、コバンザメ、高齢者偽装-と手口さまざま

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【ビジネス解読】
韓国の鉄道乗客の恐るべきモラルの崩壊 不正乗車は5年で130万件超、コバンザメ、高齢者偽装-と手口さまざま

狎鴎亭(アックジョン)地下鉄駅構内

 韓国国内で、鉄道利用者のモラル崩壊が社会問題となっている。交通行政に詳しいセヌリ党の国会議員、李憲昇氏が明らかにした国政監査資料によると、無賃乗車など鉄道の不正乗車による摘発件数は過去5年あまりで132万件超に上り、年々、悪化傾向にあるためだ。摘発分を料金に換算すると185億8000万ウォン(約19億円)超となり、鉄道事業者の経営にも少なからぬ影響を与えているという。李議員が公表した別の資料によると、鉄道施設や列車内での性犯罪も5年間で倍増しているという。悪質な“モンスター乗客”の拡大が、韓国の公共交通機関の安全・安心を脅かしている。

昨年は30万件…増え続ける無賃乗車

 通信社ニュース1コリアによると、李議員は9月4日、韓国鉄道公社から提出された調査結果を元に、2010年から今年8月までの過去5年あまりで、不正乗車の摘発件数が132万件を超えたと明らかにした。内訳をみると、2010年に19万9364件だった摘発件数は、13年には28万302件と大幅に増加。さらに14年は30万6759件と大台を突破し、今年に入ってからも8月末までの間に17万6719件の不正乗車が発生したという。

 「無賃乗車の問題は年々、深刻化しており、鉄道事業にも悪影響を及ぼしている」

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