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【日本の議論】山崎製パン「添加物バッシング」の真相 カビにくいのはなぜ? 臭素酸カリウムは?

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【日本の議論】
山崎製パン「添加物バッシング」の真相 カビにくいのはなぜ? 臭素酸カリウムは?

具材が卵やツナなのに常温で日持ちする「ランチパック」。カビにくく、添加物などをめぐり議論が続いている

 国内製パン市場で4割のシェアを誇る山崎製パン(東京都千代田区)。食パンの「ダブルソフト」やサンドイッチの「ランチパック」などおなじみの商品は多いが、ネット上で「ヤマザキパンは大量の添加物を使っているから常温でもカビが生えない」「発がん性物質の臭素酸カリウムを使っている」などの批判も見かける。確かに、手作りパンはすぐカビるのに、ヤマザキパンはカビにくい。その理由は-。(平沢裕子)

添加物使用を疑問視

 カビにくいなどとヤマザキパンがネット上でやり玉に挙がるのは、平成20年に出版された『ヤマザキパンはなぜカビないか』(緑風出版)に端を発する。同書は、国内のパンメーカーの中でヤマザキパンだけが「臭素酸カリウム」を使っていることを問題視し、他社に比べてヤマザキパンがカビにくいのは臭素酸カリウムの使用と関係している可能性があるなどと指摘している。

 臭素酸カリウムは、小麦粉処理剤として日本で使用が認められている食品添加物。海外では米国で使用を認めているが、EUは認めておらず、賛否両論ある。ラットで発がん性が認められ、国際がん研究機関(IARC)による発がん性リスクでは「グループ2B(人に対して発がん性があるかもしれない)」に分類される。ちなみに、コーヒーや山菜のワラビもグループ2Bだ。

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