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【経済インサイド】東電社長がS・ジョブズばりのカジュアル記者会見「その会見、福島でもできますか?」 地元紙のツッコミに会場凍り付く…

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【経済インサイド】
東電社長がS・ジョブズばりのカジュアル記者会見「その会見、福島でもできますか?」 地元紙のツッコミに会場凍り付く…

故S・ジョブス氏(上、ロイター)のようなカジュアルな会見を取り入れた東京電力・広瀬直己社長(下)。ぎこちないながらも一生懸命さは伝わったが…

 企業トップが壇上を歩き回りながら、身ぶり手ぶりでプレゼンテーションする-。米アップル社の共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏でおなじみとなった会見スタイルだ。「欧米式でカジュアル」と評されるこのスタイルは、国内でも携帯大手やメーカーの新商品発表会見などで広がりつつあるが、「お堅い」イメージの東京電力が8月、会見にこの方式を取り入れ、話題を呼んだ。来春の電力小売り全面自由化にともなう競争激化に備え、東電を消費者に強くアピールするのが狙いだ。ただこの会見方式には、福島第1原発を抱える福島県の地元紙記者が反発。積極的なPR戦略で顧客を獲得したいものの、被災者への配慮はなおざりにできない東電の苦慮が続きそうだ。

いつもの会見と違う

 「競争の時代になっても、お客さまから選んでいただける存在であり続けたい。東電は、大きな改革を断行していく」

 東京都千代田区の東電本社で開かれた8月18日の会見は、広瀬直己社長のこんな言葉で始まった。来春に移行する持ち株会社のロゴマークなどを発表する会見だったが、開始直後から、出席した記者から「いつもの会見とは様子が違う」というささやき声が漏れた。

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