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【アジアの目】独立50周年迎えたシンガポールに陰り…経済は下り坂、指導者一族に疑惑も

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【アジアの目】
独立50周年迎えたシンガポールに陰り…経済は下り坂、指導者一族に疑惑も

独立50周年を祝い、シンガポール国旗を振る人々。式典の翌々日、政府は経済成長見通しを下方修正した=9日、シンガポール中心部(ロイター)

 シンガポールの独立50周年を祝う式典が9日に行われ、半年以上にわたった一連の記念イベントが終了した。今年は国父リー・クアンユー元首相が亡くなって初めての総選挙が行われる予定で、シンガポール政府は、一連の独立記念イベントに加え、東南アジア競技大会(SEA-GAMES)などを通じて「国威発揚」に努めてきた。しかし、最近は頼みの経済も頭打ち傾向がくっきり。アジア有数の先進国となったシンガポールだが、将来、独立50年の今年がシンガポールの頂点の年だったといわれるかもしれない。

成長率を下方修正

 シンガポールは1人当たり国内総生産(GDP)が5万6319ドル(約705万円)と日本の同3万6331ドル(いずれもIMF統計、2014年)を大きく上回る驚異的な発展を遂げた。しかし、ここに来て、こうした勢いは影を潜めつつある。

 シンガポール通産省が11日に発表した今年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は、前期比年率で4%減となった。前年同期比では1.8%増。これを受けて15年のGDPの伸び率の予測幅の上限を4%から2.5%へと下方修正した。中国の不動産価格の下落、株価の低迷など中国経済の低迷で、さらなる景気減速の影響は避けられないと、同省は分析している。

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