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【メガプレミアム】「空飛ぶ万里の長城」…中国悲願の国産旅客機C919に暗雲 開発遅れ、公開映像はドンガラのみ 国際市場にも相手にされず…

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「空飛ぶ万里の長城」…中国悲願の国産旅客機C919に暗雲 開発遅れ、公開映像はドンガラのみ 国際市場にも相手にされず…

5月初旬に中国のテレビで放送された中国国産ジェット旅客機「C919」生産工場の最新とみられる映像。まだエンジンは装着されていないようだが、現時点で2015年内初飛行の目標は取り下げていない…(YOUTUBEより)

 中国が米ボーイング、欧エアバスに真っ向から勝負を挑むという国産初の中距離ジェット旅客機「C919」(最大航続距離5555キロメートル)。その開発に暗雲が垂れ込めてきた。年内に初飛行を予定していたが、翌年に先送りされる見通しと米メディアが相次ぎ報道。さらに大幅に遅れる可能性もある。ジェット旅客機開発は、高速鉄道、有人宇宙飛行と並び、中国が国家の威信を懸ける一大国家プロジェクト。特にC919は「空飛ぶ万里の長城」と呼ばれ、習近平政権の悲願だ。しかし、すでに当初計画から5年以上開発が遅れ、なお引き渡しができていない中小型機「ARJ21」のケースもあり、C919についても国際市場ではほとんど相手にされていない状況。果たして本当に飛べるのか。万里の長城のように完成まで数百年かけるわけでもないだろうが…。

開発遅れ「ない」と強弁も電機システムはこれから

 「前方と後方の貨物ドア、そして非常口が、上海の工場に搬入された」

 C919を開発する中国商用飛機有限責任公司(COMAC)が4月18日に出したプレスリリースだ。工場に届いたばかりとみられる大きな木箱を開けて、中のドアを見る作業員の写真を付してある。COMACは、昨年末から主翼、垂直尾翼、テスト装置などが工場に搬入されるなどする様子をたびたび発表している。3月には英航空専門ニュースサイトのフライトグローバルに、C919の初号機とされる機体の映像を発表。胴体から主翼、尾翼までつながった“飛行機の形”になったC919が1機映っており、開発が順調であることを世界にアピールした。

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