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【歴史戦 第12部 戦後70年談話(上)】(1)子や孫のため「謝罪外交に終止符」 安倍首相が肉筆に込めた思い

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【歴史戦 第12部 戦後70年談話(上)】
(1)子や孫のため「謝罪外交に終止符」 安倍首相が肉筆に込めた思い

ソウル駅の街頭テレビで、安倍晋三首相の戦後70年談話が報じられていた=14日、韓国・ソウル(早坂洋祐撮影)

 「戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」

 戦後70年の安倍晋三首相談話はこう強調する。安倍は常々、周囲に「謝罪外交に終止符を打ちたい」と語っており、文言にはその思いが表れている。戦後50年の村山富市首相談話などにはなかった新しい視点だ。

 日本は戦後処理をめぐって、同じ敗戦国であるドイツとよく比較されてきた。ドイツは誠意をもって謝罪したため周辺国との和解を成し遂げたが、日本は十分に謝罪しなかったため失敗したとの文脈でだ。そうした場合に度々引用されてきたのが、西ドイツ大統領、ワイツゼッカーが1985年に行った有名な演説「荒れ野の40年」だ。だが実際にはワイツゼッカーは演説で謝罪はしていない。逆に次のように指摘している。

 「自らが手を下してはいない行為について自らの罪を告白することはできません」「ドイツ人であるというだけの理由で、粗布の質素な服を身にまとって悔い改めるのを期待することは、感情をもった人間にできることではありません」

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