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【日本の議論】「公共性欠如のNHKはいらない」 民放だけが映る“アンテナ”が人気

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【日本の議論】
「公共性欠如のNHKはいらない」 民放だけが映る“アンテナ”が人気

(上)NHKだけ映らないアンテナフィルター「イラネッチケー」をテレビに取り付ける筑波大の掛谷英紀准教授=茨城県つくば市の筑波大 (下)左が関東地域で使用できる地上波用、右が衛星用のイラネッチケー (上)NHKだけ映らないアンテナフィルター「イラネッチケー」をテレビに取り付ける筑波大の掛谷英紀准教授=茨城県つくば市の筑波大 (下)左が関東地域で使用できる地上波用、右が衛星用のイラネッチケー

受信料問題、法廷へ

 放送法64条は「協会(NHK)の放送を受信することのできる受信設備を設置した者」は、協会と受信契約を結ばなければならないと定めている。イラネッチケーを設置したテレビはNHKが受信できなくなるが、受信料は支払わなくてもいいのだろうか。NHKは「フィルターを取り外せばNHKが見られるので、受信契約の対象だ」とする。開発者側によると、取り外せなくする方法もあるという。

 これに対し、千葉県船橋市の立花孝志市議が今年6月、「イラネッチケーでNHKが映らなくなったため、NHKに請求されている受信料は発生していない」とする債権不存在訴訟を起こしている。9月には第1回口頭弁論が東京地裁で開かれる予定だ。NHKと市議のどちらの言い分が通るのか、今後の司法判断が注目される。

 掛谷准教授は「現行の受信料制度は多くの問題をはらんでいる。装置の開発が、国民にとってより公正で有益なNHKのあり方を本格的に議論するきっかけになれば」と話している。

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