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【ドイツ・イスラエルの和解(下)】両国民意識の“逆転現象” イスラエルの若者「ベルリンは最も魅力的」

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【ドイツ・イスラエルの和解(下)】
両国民意識の“逆転現象” イスラエルの若者「ベルリンは最も魅力的」

ユダヤ教の信者らが訪れる「嘆きの壁」=7月8日、エルサレム

 イスラエル滞在の最終日、旧約・新約聖書で神が立ち、死者が蘇る神聖な場所として登場する「オリーブ山」から、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の3宗教の聖地、エルサレムの旧市街を臨んだ。手前の丘にへばりつくようにして並ぶ無数の墓の奥に、金色のドームを中心に約1キロ四方の旧市街がエメラルド色の空に向かって浮かび上がる光景は、実に神秘的で美しかった。

美しい街と“壁”

 旧市街はユダヤ教徒地区、イスラム教徒地区、キリスト教徒地区、アルメニア人地区の4つに分かれ、その中にユダヤ教の聖地「嘆きの壁」、イスラム教の開祖ムハンマドが天界へ旅立ったとされる「聖なる岩」、イエスが十字架に架けられたとされる「聖墳墓教会」がある。すれ違う人と肩が触れあうほど狭い路地には、色鮮やかな食料品や土産物が並び、子供たちが笑顔で駆け回っていた。

 エルサレムからテルアビブの空港へ向かう車中、草も民家もない乾いた丘陵地に、窓の外に高さ8メートルほどの灰色の壁とタワーのような建物が見えた。イスラエルがパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区との境界周辺に設置した「分離壁」と監視塔だ。イスラエル政府軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘は昨年8月の停戦により一旦収束しているが、緊張関係は今も続いている。歴史ある美しい町並みとは対照的に、乾燥した大地に現れる物々しい建造物も、現在のイスラエルを象徴する印象的な光景だった。

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