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【防衛最前線(39)】海自の“不審船キラー”はやぶさ型ミサイル艇 夜間も時速80キロで猛追尾 でも乗り心地は… 

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【防衛最前線(39)】
海自の“不審船キラー”はやぶさ型ミサイル艇 夜間も時速80キロで猛追尾 でも乗り心地は… 

はやぶさ型では最新のしらたか(海上自衛隊提供) はやぶさ型では最新のしらたか(海上自衛隊提供)

 平成11年3月23日、石川県能登半島沖で、海上自衛隊のP3C哨戒機が日本の漁船にふんした北朝鮮の工作船2隻を発見した。海自の護衛艦や哨戒機、海上保安庁の巡視艇などが追跡。停船を呼びかけるが工作船はそれを無視し、最大35ノット(時速約65キロ)のハイスピードで逃走した。政府は海上自衛隊に初となる海上警備行動を発令したものの、工作船を取り逃がす結果となった。いわゆる「能登半島沖追跡事件」だ。

 この苦い経験から誕生したのが海自の「はやぶさ」型ミサイル艇だ。船体の全長は50メートルと小型だが、即応性、機動性に優れることから“不審船キラー”の異名を取る。

 不審船などの不法行為に対する哨戒や沿岸防備を主な任務とし、16年3月までに同型として「わかたか」「おおたか」「くまたか」「うみたか」「しらたか」が立て続けに就航している。乗員は約20人。建造費は一隻当たり94億円程度とされる。

 高速の不審船や工作船を追跡できるようウオータージェット推進を採用している。3基のガスタービンでウオーターポンプを稼働させ、海水を吸い込み、それを船尾から噴出することで前進する。

 これにより、スクリューによる推進力では難しい最大速力44ノット(時速約80キロ)を実現した。船型をディープV型船底形状にすることで、荒波でも高速を発揮できる工夫も施されている。

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