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【外交・安保取材の現場から】世界に誇る海自の機雷掃海能力 戦後70年のノウハウ生かし ホルムズ海峡掃海も「難なく可能だ」

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【外交・安保取材の現場から】
世界に誇る海自の機雷掃海能力 戦後70年のノウハウ生かし ホルムズ海峡掃海も「難なく可能だ」

海上自衛隊の硫黄島沖での機雷掃海訓練。海面に仕掛けられた機雷を爆破すると轟音とともに約100メートルの水柱が上がった=6月24日、東京都小笠原村の硫黄島(松本健吾撮影)

 先の大戦で激戦地となった硫黄島(東京都小笠原村)の沖合約500メートル。「やえやま」「つのしま」「なおしま」…。海上自衛隊の掃海艦艇7隻がずらりと展開する。そのうち1隻の掃海艇から小型ボートが出て、海面に浮かぶ大きなボーリング球のような物体に約30メートルの距離まで近づく。

 「機雷確認。処分可能」

 ボートから掃海艇に無線が入る。

 「処分実行!」

 掃海艇から許可が下りると、ボートから1人の潜水員が海に飛び込む。機雷に近づくと爆薬をセット。入れ替わるように別の潜水員が爆薬に時限式の点火具を取り付ける。起動させるとボートは安全な場所まで退避する。

 5分後、高さ約100メートルの水柱が上がる。一拍置いて、ドーーン。地響きとともに腹の底まで響く轟(ごう)音(おん)が500メートル離れた硫黄島の陸岸に届く。機雷は無事に取り除かれた-。

 6月24日に行われた海自の機雷掃海訓練の一幕だ。国内での機雷掃海訓練は青森県の陸奥湾などで年4回実施されるが、本物の機雷を使い、実際の爆破処理を行うのは硫黄島での訓練が唯一だ。

 訓練を指揮する岡浩・掃海隊群司令は「本物の機雷を扱うことは技術的にもメンタル的にも重要だ」と強調。「資源を海外からの輸入に依存している以上、シーレーン(海上交通路)は生命線。機雷の脅威を除去することは、わが国の海上交通の安全を確保することにつながる」と指摘する。

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