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【阿比留瑠比の極言御免】大変転した共産党の憲法解釈 今さら解釈変更批判はおかしい

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【阿比留瑠比の極言御免】
大変転した共産党の憲法解釈 今さら解釈変更批判はおかしい

 共産党の不破哲三前議長が7日、約4年ぶりにテレビ番組(BS11)に出演して気を吐いていた。老いてますます盛んなのはけっこうだが、その憲法論には得心がいかなかった。

 集団的自衛権を限定容認する安全保障関連法案に関する違憲論をめぐり、司会者に「共産党は厳格に今の憲法を守る立場か」と聞かれた不破氏は「はい」と答え、こう続けた。

 「憲法には国際紛争の解決の手段として武力放棄と書いてある。いくら解釈を持ち出しても、絶対に乗り越えられない壁だ」

 だが、果たして共産党はこれまで、憲法やその解釈をそんなに大事にする立場をとってきただろうか。

 共産党の野坂参三元議長は昭和21年8月、政府提出の「帝国憲法改正案」に対して各党が最終態度表明を行った衆院本会議で、憲法9条についてこう反対の論陣を張っていた。

 「(国際的に不安定な状態にある)現在の日本にとってこれは一個の空文にすぎない。わが国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある」

 共産党のナンバー4である政策委員長を務め、後に決別した筆坂秀世氏の近著『日本共産党と中韓 左から右へ大転換してわかったこと』によると、共産党は一貫して改憲政党だった。

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