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【満州文化物語(1)】ハイグレードな日本人の暮らし…水戸黄門「格さん」一家3代の夢

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【満州文化物語(1)】
ハイグレードな日本人の暮らし…水戸黄門「格さん」一家3代の夢

 「バーカジノ」の前でダンサーに抱かれる横内正  「バーカジノ」の前でダンサーに抱かれる横内正

東西の十字路・大連

 戦前の大連(だいれん)は、西洋とアジアが交差するクロスロード(十字路)だった。

 日本からヨーロッパへ向かう鉄道の出発点であり、逆方向からは外国人が大連を通って日本、アメリカへと旅立ってゆく。このエキゾチックなムードをたたえた美しい国際都市に、かつて、東京や大阪よりもハイグレードな「日本人の暮らし」があったことを、現代人たちは知らない。

 都市計画でできた街に並ぶヨーロッパ風の荘厳な建物。トイレは水洗、電話の自動交換機の導入は内地よりも早く、大連が一番だった。男性は子供も洋服。自由港のおかげで舶来のカメラや時計も安く手に入る。世界最高級を誇る満鉄の特急「あじあ」は大連駅から発車、食堂車では青い目、金髪のロシア人ウエートレスの少女が乗客に笑顔を振りまいていた。

 戦後は、「戦争」「侵略」といったネガティブなイメージでしか語られることがなくなった満州の、玄関口の街に確かにあった独特の香り。新天地に可能性を求めた農家の次男や三男坊、あるいは広い世界で一旗揚げたい野心家にとってそこはキラキラと輝いて見えたに違いない。

 明治の終わりから終戦にかけ、満州を目指し、海を渡った日本人とその子孫は、最盛期に155万人(軍人、軍属を除く)を数えた。

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