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【LA発 米国通信】原点は「ザ・レイプ・オブ・南京」 深刻な教育現場への浸透 日本側無策のツケ重く

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【LA発 米国通信】
原点は「ザ・レイプ・オブ・南京」 深刻な教育現場への浸透 日本側無策のツケ重く

米高校世界史の授業のビデオ教材で中国・南京での旧日本軍の蛮行を語る元日本兵

 米公立高校の世界史の授業で「旧日本軍人は残虐だった」と印象づける教科書やビデオが継続的に使用されている。その原点は、中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏(2004年死去)の著書「ザ・レイプ・オブ・南京」(1997年)にあったことが浮かび上がってきた。在米反日団体が教育現場への働きかけを強めていた90年代後半、日本側が反論や説明を怠ったツケが重くのしかかっている。

 「英文の本の中には、それまで日本軍の南京での暴行に関する報告はなかった。教科書にもなかった。アイリスは歴史を紹介する機会をつくろうとした」

 ザ・レイプ・オブ・南京の宣伝、販売を手がけ、全米に広めたカリフォルニア州に拠点を置く中国系反日団体「世界抗日戦争史実維護連合会(抗日連合会)」の幹部は昨年11月、チャン氏の没後10年にあたり、中国メディアにそう語った。

 《日本軍は南京での30万の市民を虐殺、2~8万人の婦女子を暴行した…》などと記された同書は出版当初から事実誤認や無関係写真の誤用などの指摘が研究者らからあがったが、抗日連合会が主要米メディアなどを通じて、“事実”として定着させていった。

証言の元日本兵は…

 最近も南京攻略戦(昭和12年12月)での旧日本軍の「残虐行為」について証言する元日本兵が証言するビデオがロサンゼルスやその近郊の高校の授業で使用されてきたことが表面化した。

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