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【経済インサイド】「ソウルでSuicaを…」経済不振の韓国が期待する「日韓ICカード」相互利用へ 冷え切った両国関係では実現性低し!?

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【経済インサイド】
「ソウルでSuicaを…」経済不振の韓国が期待する「日韓ICカード」相互利用へ 冷え切った両国関係では実現性低し!?

日本のスイカ(下)と韓国のTマネーカード(寺河内美奈撮影)

 日本と韓国で、交通系の電子マネーICカードを相互で利用できるようにするプロジェクトが浮上している。対象になるのは、交通系ICカードの代表格である日本の「Suica(スイカ)」と、韓国の「T-money(T-マネー)」だ。カードがそのまま使えれば、日本に来た韓国からの観光客がわざわざスイカなどを購入せず、JR各社や私鉄、東京メトロなどの地下鉄をそのまま利用できるようになる。さらにこういった相互利用を東アジア各国で適用できるようにして、さらに大規模なものに育てようというもくろみもある。ただ、日韓関係の冷え込みもあって、日本からの訪韓客が激減。加えて韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス流行で、訪韓客がさらに減るのは避けられそうにない。景気回復を狙う韓国は相互利用に前のめりだが、市場性に疑問符を持つ日本側と温度差があり、すぐに実現とはいかなそうだ。

日本「スイカ」、韓国「T-マネー」を相互利用

 このスイカとT-マネーを連携させる構想は、5月にソウル市で開催された日韓経済人会議でテーマとしてあげられた。提案した東京理科大学大学院のユン・インホ教授によれば、2018年の韓国・平昌冬季五輪、2020年の東京五輪・パラリンピックで相互の観光客が拡大するタイミングに間に合わせることで、プロジェクトの大きな進展が期待できるという。

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