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【討論】「配偶者を優遇する相続法制」 吉田修平氏、倉持政勝氏

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【討論】
「配偶者を優遇する相続法制」 吉田修平氏、倉持政勝氏

倉持政勝弁護士

 《倉持政勝氏》

 ■紛争が複雑化、長期化

 --配偶者を優遇する相続法制の必要性は

 「婚外子の相続分が婚内子と同じになっても、配偶者の相続分は2分の1で変わらない。配偶者の居住権が直ちに侵害される原因になるのか疑問だ。婚外子がいるケース自体が少なく、さらに婚外子が配偶者の居住権を争うケースはほとんどない。漠然とした不安感は理解できるが、国民のニーズがあるのか慎重に考えるべきだ」

 --WTは配偶者の居住権を保障する方策を提案した

 「被相続人の意思に反しない限り使用貸借は認められるという最高裁判例をもとに現行法で対応できる。立法化の必要がまったくないとは言わないが、法律で明記するのが技術的に難しいのではないか。再婚して間もない後妻に居住権を与えたら、前妻の子の目にどう映るか。配偶者の生活は守らなければいけないが、相続には家産を子孫に残すという視点もあり、バランスを失しないか。子より若い後妻が終身居住権を得た場合、子は事実上その物件を相続できなくなる。結婚後何年したら居住権を与えるかなど、配偶者の要件を定める必要もある」

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