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【防衛最前線】(29)SH60哨戒ヘリコプター 米軍も驚くクレージーな“ストーカー”

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【防衛最前線】
(29)SH60哨戒ヘリコプター 米軍も驚くクレージーな“ストーカー”

SH60K哨戒ヘリコプター(海上自衛隊提供) SH60K哨戒ヘリコプター(海上自衛隊提供)

 「まだ目視で着艦しているのか? クレージーだ」

 海自との共同訓練に参加する米海軍パイロットは一様に驚くという。米海軍パイロットは暗視ゴーグル(NVG)を着けて夜間の着艦を行うが、海自パイロットは自らの勘を頼りに目視で着艦する。暗視ゴーグルを使うためにはヘリの計器や護衛艦の照明を改修しなければならず、多額の予算が必要なためだ。

 波間に揺れる護衛艦に降り立つ瞬間は高度な技術が要求される。護衛艦は目立つことを避けるため、月明かりのない夜でも甲板にはかすかな誘導灯しかない。ベテランパイロットですら「何千回着艦しても、首筋でドクドクと脈打つのが分かるぐらい緊張する」と告白する。

 海自では、夜間や荒天時はなるべくSLASを使うよう指導しているが、パイロットはなかなか従わないという。SLASに依存すればパイロットとしての技量が落ちるからだが、この“クレージーな芸当”がSH60パイロットの誇りを支えている。

(政治部 杉本康士)

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