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【安保改定の真実(5)】ソ連の「中立化」工作が奏功 朝日新聞幹部は「闇の司祭」と兄弟分だった…

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【安保改定の真実(5)】
ソ連の「中立化」工作が奏功 朝日新聞幹部は「闇の司祭」と兄弟分だった…

産経新聞とのインタビューに答えるコワレンコ・ソ連国際部副部長 =昭和63年7月、千代田区紀尾井町

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 「中立化」こそがソ連の対日工作のキーワードだった。露骨に社会主義圏に入るべきだとは言わず「中立化」という言葉を用いた効果は絶大だった。

 学者・文化人の多くがまだ社会主義への幻想を抱いていた時代。終戦から15年しか経っておらず、国民の反米感情が強かった。安保条約改定に対して「米国の戦争に巻き込まれる」という宣伝は次第に効果を上げていった。

 だが、ソ連が恫喝を強めれば強めるほど、岸は対米関係強化に突き進んだ。

 昭和35(1960)年1月19日、岸は、病に倒れたジョン・ダレスに代わり国務長官となったクリスチャン・ハーターと新安保条約に調印した。アイクとの会談後は共同声明で「新安保条約が極東の平和と安全を大いに強化し、全世界の平和と自由を増進すると確信している」とうたった。

 ソ連は怒り狂った。同年4月に漁業交渉のため訪ソした農相の福田赳夫(後の第67代首相)は、最高指導者で首相のニキータ・フルシチョフと会談した。

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