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【ウイークリーワールド】「人権」ある? 研究用チンパンジーに「人身保護令状」の仰天

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【ウイークリーワールド】
「人権」ある? 研究用チンパンジーに「人身保護令状」の仰天

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証として大きな注目を集めた(AP)

 米ニューヨーク州最高裁は22日までに、州立大学が研究施設で飼育している2匹のチンパンジーについて、不当に自由を奪う「違法拘禁」の可能性があるとして、人間と同じ扱いとなる「人身保護令状」を出した。米国で動物に保護令状が出るのは初めて。動物保護団体が「自主性と知能を兼ね備えた動物である」として、2匹の解放を求めていた。最高裁は被告である州と大学側に「飼育の合法性」を立証するよう命じ、5月6日に審理を開くことも決定した。昨年12月にはアルゼンチンの裁判所が、動物園で暮らすオランウータンの「人権」を認め、解放を命じる判決を出した。2匹は最終的に「自由」を得られるのか。全米が審理の行方を注視している。(SANKEI EXPRESS

解放求め団体提訴

 地元紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ(電子版)などによると、この2匹は、ロングアイランドにあるニューヨーク州立ストーニーブルック大学が研究のために飼育している雄のレオとヘラクレス。訴えを起こしたのは、2007年にフロリダ州で設立された非営利団体「人間を除く動物の権利プロジェクト(NhRP)」で、約250匹のチンパンジーが生息するフロリダ州南部フォートピアスの自然保護区に2匹を解放するよう求めている。

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