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【朝鮮半島ウオッチ】「拉致を持ってこい!」態度変えた北朝鮮、強硬策に傾く日本

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【朝鮮半島ウオッチ】
「拉致を持ってこい!」態度変えた北朝鮮、強硬策に傾く日本

拉致問題啓発舞台劇の公演で寄せられた募金を安倍晋三首相(左)から受ける横田滋さん。右から家族会代表の飯塚繁雄さん、横田早紀江さん=14日午前、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影) 拉致問題啓発舞台劇の公演で寄せられた募金を安倍晋三首相(左)から受ける横田滋さん。右から家族会代表の飯塚繁雄さん、横田早紀江さん=14日午前、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)

 日本人拉致被害者の帰国問題は、一体どうなっているのか。日本と北朝鮮による日朝協議で、北朝鮮の特別調査委員会が始動してすでに9カ月となった。「このような状態では朝日政府間対話も行うことができなくなっている」-北朝鮮が今月はじめ、日朝協議中断を示唆する通知を行った。理由は日本などが主導した国連人権理事会の北朝鮮非難決議とマツタケの不正輸入事件に関連した朝鮮総連議長宅への家宅捜索など。日本政府は「全く受け入れられない」との立場だが、日本側が「1年で決着」とした“期限”まで2カ月余に迫った。(久保田るり子)

「ダメだ、差し戻せ」

 北朝鮮の中断示唆を日本政府は「ブラフ(脅し)だろう」(政府筋)と相手にしていない。文面で北朝鮮は「中断」を断定せず曖昧な表現に止めているからだ。現状について政府筋は「にらみ合いだ」と述べる。

 協議は今年に入って1月末、2月末の少なくとも2度の接触が第三国で行われている。関係筋によると、協議で北朝鮮側は、残留日本人配偶者と日本人遺骨の「調査報告書」提出を打診してきたという。これに対して官邸が『ダメだ、差し戻せ』と強く拒否し、相手にしなかった。安倍首相の意志だったとされ、「拉致(生存情報)を持ってこい」と命じたとされる。

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