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【日本の議論】『虫を寄せ付けない』は「根拠不十分」 消費者庁から摘発された虫除け防虫剤メーカーの“言い分”

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【日本の議論】
『虫を寄せ付けない』は「根拠不十分」 消費者庁から摘発された虫除け防虫剤メーカーの“言い分”

消費者庁がパッケージなどの表記を「根拠不十分」として措置命令を出した4社の製品

 空間虫除け剤は、玄関やベランダに置いたり、つるしたりして使用する。トランスフルトリン、エムベントリン、メトフルトリンといったピレスロイド系薬剤など虫が嫌う忌避剤を空気中に蒸発させ、虫を寄せ付けないようにする。

 各商品はパッケージなどで、つるすだけで「○畳」の空間を「○○○日間」、「いやな虫をよせつけない!」「いやな虫をシャットアウト」などと強い表現でうたっている。

 しかし、消費者庁は、風通しのいい生活空間などでは薬剤成分が空気中にとどまりにくいため、効果が十分とはいえず、表示の根拠が認められないと指摘。また、各社に根拠となるデータを求めたが、提出された資料は、裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかったと説明した。

 ただ、同庁は「薬剤成分の効果を否定するものではなく、消費者に対し、表示が実際のものより著しく優良であると示すものであり、景表法に違反すると判断した」と説明した。

各社は「効果が否定されたわけではない」と強調

 アース製薬、興和、大日本除虫菊は「措置命令を真摯(しんし)に受け止め、適正な表示に努める」などとした。フマキラーは「命令は表示に関するものであり、効果が否定されたわけではない。表示は既に変更しており、不服申し立てをするかどうかを含め検討している」とするコメントを出した。

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