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【日本の議論】「中学入試に英語」が急増している事情

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【日本の議論】
「中学入試に英語」が急増している事情

 首都圏の中学入試は、埼玉、千葉に続き、2月1日に東京、神奈川でも始まり、本格化するが、近年、入試に英語を取り入れる私立中学が相次いでいる。首都圏では今年、新たに導入する12校を含め、少なくとも32校が実施する。海外生活を経験した帰国生を対象とする入試の導入も増えている。背景には、文部科学省が推進するグローバル人材の育成や、小学英語の教科化方針があり、今後さらに広がりそうだ。

首都圏で少なくとも32校が実施、保護者から歓迎の声も

 中学入試3大模試の一つ「首都圏模試」を実施する首都圏模試センター(東京都千代田区)によると、今年の一般入試で、英語を実施する首都圏の私立中学は少なくとも32校で、このうち今年から導入するのは東京都市大付属(世田谷区)や桐蔭学園(横浜市)など12校。山脇学園(港区)や大妻中野(中野区)も来年から導入する予定。

 北一成教務情報部長は「10年前から導入している学校もあるが、当時は生徒募集の間口を広げることが目的だった。ここ数年の動きはグローバル時代に合わせたもの」と指摘する。

 東京都市大付属は今年、従来の国語、算数、社会、理科の4教科入試に加え、英語、算数、作文(日本語)の3科目による入試を実施する。名称は「グローバル入試」。松尾浩二主幹教諭によると、導入理由の一つは、文科省がグローバル人材の育成に向け、小学校の英語教育を重視した政策を推進していることだ。

 文科省は平成23年度から5、6年生で英語を必修としており、今後は3年生から必修とした上で、5年生からは教科化する計画を公表している。

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