産経ニュース

【高木桂一の『ここだけ』の話】皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【高木桂一の『ここだけ』の話】
皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か

「党旗開き」で年頭のあいさつをする共産党の志位和夫委員長=5日、東京・千駄ヶ谷の党本部(栗橋隆悦撮影)

 共産党の皇室観のひとつの転機となったのは、その5年後、16年1月の第23回党大会だ。

 昭和36年の第8回党大会で採択した党の基本的文書である綱領(いわゆる「宮本綱領」)を全面改定し、天皇制について「民主主義及び人間の平等の原則と両立しない」と反対姿勢を堅持しつつも、「君主制を廃止」というそれまでの表現を削除した。天皇が「憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」と明記し、天皇制との共存を容認した。

 それが前述の同年11月の不破氏によるデンマーク女王主催の晩餐(ばんさん)会で天皇陛下との同席につながった。さらに翌12月には、「国民の祝日」でありながら党職員の勤務規定により休日にしてこなかった「建国記念の日」(2月11日)と「みどりの日」(4月29日。現在は「昭和の日」)、「天皇誕生日」(12月23日)を新年から「休日扱い」に改めることを決めた。

 同党職員の勤務規定では、「国民の祝日」のうち「天皇誕生日」はじめこれら3つの祝日については「天皇制肯定の性格が濃い」(党関係者)として、休日とみなしていなかった。しかしこれを休日に改めたことは「天皇制への対応での大きな変化だ」と共産党ウォッチャーはいう。

このニュースの写真

  • 皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か
  • 皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か
  • 皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か
  • 皇室への距離縮める「共産党」 “天皇制反対”戦略転換か

「ニュース」のランキング