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【日本の議論】地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

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【日本の議論】
地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

違法にサンゴ漁をしたとして、横浜海上保安部が中国人船長を逮捕した中国漁船(右上)。手前は海保のボート=10月30日、東京・小笠原諸島沖(横浜海上保安部提供)

 海保は今回の中国密漁船団の動きについて、「一獲千金を狙った違法な操業」(佐藤雄二長官)との見方を示し、尖閣諸島周辺での海洋権益拡大に向けた動きとは別-との認識だ。

 一方、佐藤議員のブログの趣旨は、小笠原諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国密漁船団の動きは中国の海洋権益拡大に沿ったものであり、尖閣諸島と同等の厳重な領海警備が必要な“戦線”である-との見方だ。

 さらにブログでは「中国には2千万人の漁師がいると聴くし、増やそうと思えばいくらでもやってくる能力がある」とし、今後エスカレートすることを前提に対応策を練る必要性を強調する。

 東海大の山田吉彦教授(海洋政策)も「中国があれほどの規模の密漁船団を取り締まれないわけはない」とし、中国側が黙認している可能性を示唆する。その上で、「中国側は『尖閣で警備強化を図られても、われわれは小笠原諸島沖で日本の領海警備を揺さぶることができる』と誇示しようとしているのではないか」と指摘する。

 今月3日、中国外務省の華春瑩副報道局長が記者会見で「中国の関係部門が、違法行為に対する取り締まりを強めるだろう」と中国当局者として初めて締まり強化に言及した。日本政府の抗議を受けての発言だが、それまでの密漁船団の動きを事実上黙認していたとも取られかねない。

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