産経ニュース

【日本の議論】地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

違法にサンゴ漁をしたとして、横浜海上保安部が中国人船長を逮捕した中国漁船(右上)。手前は海保のボート=10月30日、東京・小笠原諸島沖(横浜海上保安部提供)

 中国のサンゴ密漁船団が約2000キロ離れた小笠原諸島周辺まで遠征する背景には、密漁の対象としている赤サンゴの価格高騰がある。日本のサンゴ販売業者によると、もともと中国では「宝石サンゴ」と呼ばれる赤サンゴの装飾品は「福を呼ぶ縁起物」として人気が高く、特に日本産は品質が良く富裕層が好む傾向が強いという。そのため、赤サンゴの卸値はこの10年で5倍に上昇し、平成24年の平均取引額は1キロ約150万円で、1キロ600万円超の値が付くこともある。

 海保幹部は「多量の赤サンゴが採れれば、遠征の燃料代が回収できるし、当面は裕福に暮らせる」と、密漁船団が増え続ける背景を指摘する。

■中国に控える2千万人の漁師、さらにエスカレートする可能性も

 ただ、200隻以上という前例のない中国密漁船団の出没について、「単なる密漁目的とは思えない」という声が専門家の間で上がり始めている。

 「一獲千金を狙って民間の漁船が違法操業を行っているというとらえ方もあるが、むしろ、尖閣諸島も含めての二正面作戦と考えた方がいい」

 元防衛政務官で自民党の佐藤正久参院議員は10月31日付の自らのブログでこう警鐘を鳴らした。

このニュースの写真

  • 地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

「ニュース」のランキング