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【日本の議論】地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

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【日本の議論】
地元島民「中国になめられっ放し。撃て」 尖閣、小笠原“二正面作戦”に苦慮する海保…サンゴ密漁船団は中国政府の先兵か

違法にサンゴ漁をしたとして、横浜海上保安部が中国人船長を逮捕した中国漁船(右上)。手前は海保のボート=10月30日、東京・小笠原諸島沖(横浜海上保安部提供)

 小笠原諸島、伊豆諸島(東京都)周辺での中国漁船によるサンゴ密漁問題で、海上保安庁が厳しい現実に直面している。中国公船の航行が常態化している尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海警備を最優先課題とする中で、わずかな巡視船を小笠原諸島周辺に振り向けて200隻超の中国密漁船団と対(たい)峙(じ)せざるを得ないからだ。専門家からは、密漁船団は海洋権益拡大を狙う中国側が仕掛けた二正面作戦の“先兵”ではないか-との見方も浮上する。一方、中国船団の横行に、地元では「もう威嚇射撃しかない」と“強硬手段”を求める声も噴出している。

■海保幹部「逮捕してもきりがない」、前例ない大規模船団に焦りも

 「1隻を領海から追い出しても、別の船がすぐに入ってくる。逮捕してもきりがなく、一向に密漁船が減る気配がない」

 9月中旬以降、小笠原諸島周辺で増え続ける中国のサンゴ密漁船団の取り締まり状況について、海保幹部は“いたちごっこ”の様相に焦りを募らせる。

 海保によると、9月15日に17隻だった船団は、10月30日には400キロ以上北の伊豆諸島の須(す)美(み)寿(す)島と鳥島周辺を含め212隻に膨れ上がった。取り締まりを強化しても焼け石に水の状態が続いているのだ。

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