産経ニュース

山形・寒河江市、約3100万円の損失 高額療養費の事務処理怠り

ニュース 政治

記事詳細

更新


山形・寒河江市、約3100万円の損失 高額療養費の事務処理怠り

 山形県寒河江市は21日、平成25年度から約4年間、高額療養費の事務処理を怠ったため、払い過ぎた分の高額療養費約3100万円の返還がされず、市に損害が出たと発表した。

 事務処理を怠ったのは、市子育て推進課の30代女性職員。市役所入庁後、女性職員は1人で請求事務を担当し、組織的なチェック体制はなかった。約4年間の事務処理を怠り未処理の総額は約6963万円に及ぶという。市ではこのうち請求できる約3822万円の請求を始めている。これに伴い、過大に受け取った県からの福祉医療の補助金約1401万円を返還する。

 請求漏れは、事務処理担当者(当時)が精神的な病気で休暇に入り、業務を引き継いだ職員が事務処理をした際に発覚。30代女性職員は「未処理だが時効ではない」と説明したが、すでに時効の書類も見つかった。

 市は、女性職員を減給(10分の1)2カ月とするなど担当課職員4人を懲戒処分、3人を口頭訓告とし、佐藤洋樹市長は6カ月の報酬の減額(20%)、副市長は2カ月の報酬の減額(10%)とした。

 佐藤市長は陳謝した上で「再発防止のため事務処理マニュアルを作成し、業務遂行の指導を徹底し、市民の信頼を回復していきたい」と述べた。

「ニュース」のランキング