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日朝首脳会談めぐり綱引き…日朝議連「早期の会談実現を」 拉致議連「安易な会談は問題」

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日朝首脳会談めぐり綱引き…日朝議連「早期の会談実現を」 拉致議連「安易な会談は問題」

拉致議連役員会で挨拶する加藤勝信拉致問題担当相(中央)。左は古屋圭司会長=21日午後、国会内(春名中撮影) 拉致議連役員会で挨拶する加藤勝信拉致問題担当相(中央)。左は古屋圭司会長=21日午後、国会内(春名中撮影)

 米朝首脳会談を機に北朝鮮情勢が激変する中、日朝関係の2つの超党派国会議員連盟が21日、国会内でそれぞれ会合を開いた。日朝国交正常化推進議員連盟は日朝首脳会談の早期実現を目指す姿勢を鮮明にする一方、北朝鮮による日本人拉致問題の解決を目指す拉致議連からは拙速な対応を慎むよう求める意見が噴出。日朝対話をめぐる温度差が浮き彫りとなっただけに、9月の自民党総裁選の争点になりかねない。

 「日朝の新しい関係構築に向けて動き出すべきだ。今こそ日朝両首脳の直接会談、交渉。そこが一つの突破口になるのではないか」

 日朝議連の会長を務める自民党の衛藤征士郎元衆院副議長はそう強調し、日朝会談の早期実現に向けた環境づくりに取り組む方針を示した。

 これまで日朝議連は政府の外交方針に配慮して活動を自粛してきたが、米朝首脳会談を受けて約10年ぶりに活動を再開。この日の総会には自民、立憲民主、国民民主、公明、共産各党などから約45人の国会議員が出席した。自民党総裁選への出馬を予定する石破茂元幹事長も姿をみせた。

 総会では、平成14年に小泉純一郎首相(当時)が初訪朝した際に交渉役を担った田中均元外務審議官と、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」の金志永・平壌支局長を講師に招き、今後の日朝関係のあり方などで意見交換した。出席議員からは「日朝首脳会談はできるだけ早く実現すべきだ。日本が主体的なプレーヤーとして参画する必要がある」などの声があがった。

 一方、拉致議連にとって、日朝議連の動きは国交正常化に「前のめり」に映る。21日は日朝議連の総会にあわせて急遽、役員会をセットした。

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