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【攻防・終盤国会】与党、延長国会でIR実施法案、受動喫煙対策法案などの成立目指す 20日の与党党首会談で延長幅を最終判断

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【攻防・終盤国会】
与党、延長国会でIR実施法案、受動喫煙対策法案などの成立目指す 20日の与党党首会談で延長幅を最終判断

 今国会の会期末が20日に迫り、与党は会期を延長して残る重要法案の成立を目指す。安倍晋三政権が最重要課題に掲げる働き方改革関連法案は成立が見込まれるが、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案は19日にようやく参院に送付され、綱渡りの国会運営を強いられる。

 与党はIR実施法案を19日の衆院本会議で可決し参院に送付する方針だが、参院内閣委員会での審議入りは月末近くになりそうだ。内閣委では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)関連法案の審議が続いており、次にギャンブル依存症対策基本法案を処理する必要があるからだ。順調に進んでもIR実施法成立は7月第1週になる見通し。首相官邸と自民党は、11日から安倍首相の訪欧が調整されているため、会期延長を8日までにとどめたい考えだ。

 しかし、法案に反対する野党が常任委員長の解任決議案などで遅延戦術に徹すれば、時間切れも否定できない。与党はぎりぎりまで情勢を見極め、会期末の今月20日、安倍首相と公明党の山口那津男代表が会談し、延長幅を最終判断する。

 一方、与党は働き方法案を19日の参院厚生労働委員会で採決し、遅くても22日の参院本会議で成立させる構え。厚労委ではその後、19日に参院送付される見込みの受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を審議する。

 参院選「一票の格差」是正などを目指した公職選挙法改正案も今国会で成立する公算が大きい。自民党と参院会派「無所属クラブ」は14日に共同提出しており早期の審議入りを目指す。参院政治倫理・選挙制度特別委員会で一日の審議で採決するのが通例だが、与党は数日間審議することも検討している。(田中一世)

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