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高齢者雇用拡大Q&A なぜ重要? 若い働き手が減少 環境整備も重要

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高齢者雇用拡大Q&A なぜ重要? 若い働き手が減少 環境整備も重要

 人生100年時代構想会議で、あいさつする安倍首相=16日午後、首相官邸  人生100年時代構想会議で、あいさつする安倍首相=16日午後、首相官邸

 16日の人生100年時代構想会議で、安倍首相が指示した高齢者雇用の拡大について、Q&A形式でまとめた。

 Q 政府が高齢者雇用を拡大する理由は

 A 少子高齢化で若い働き手が減っており、放っておくと日本経済の成長力が弱まるからだ。政府が示したデータによると、平成29年時点の65歳以上の人口割合は27・7%だったが、77年には38・4%に達する

 Q 高齢者雇用の現状は

 A 政府によると、65~69歳の就業率は男性約5割、女性約3割で欧米より高水準だ。勤労意欲も高く、昔の高齢者より健康で身体能力が高い。ただ、女性は男性よりパートタイムでの勤務を好むなどニーズはさまざまで、就労形態の多様化が必要になる

 Q 企業側の採用意欲は

 A 一度でも中高年を採用したことのある企業の多くは積極的だが、採用経験のない企業は消極的だ。政府関係者は「食わず嫌い」と表現している。安倍首相も会議で、「トライアル(お試し)雇用」を進める環境整備を求めている

 Q そのほかに必要な制度整備は

 A 高齢者の意欲を高めることが重要だ。政府は公的年金の受け取り開始年齢を70歳以降にすることを可能にし、選んだ場合は受取額を大きく積み増す制度の導入を目指している。成果に応じた職務やポストを割り当て、高齢者が生き生きと働ける企業文化も求められるだろう

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