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介護分野の人手不足 政府は待遇改善やロボット導入を後押し

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介護分野の人手不足 政府は待遇改善やロボット導入を後押し

 介護分野の人手不足は深刻で、政府の調べでは、平成28年の有効求人倍率は3倍超と全職業の1.36倍を大きく上回った。高齢化が加速する中、深刻さが増すのは確実で、政府は賃上げなどの待遇改善による職員確保やロボット導入による職員の作業負担軽減を進める。一方で、政府は外国人労働者の受け入れ拡大に向けた制度改正の検討も始めたが、無制限な受け入れは社会的摩擦を招きかねず慎重な議論が求められる。

 内閣府の「29年版高齢社会白書」によると、介護分野の有効求人倍率は22年の1.31倍以来、毎年増加を続け、28年には3.02倍に達した。おおむね全職業の有効求人倍率の2倍以上の水準で推移しており、介護分野の担い手不足の現状が浮き彫りとなった。

 担い手不足の理由の一つが、介護業界の賃金の低さだ。厚生労働省の28年の調査によると、介護職員の平均給与は月額約26万2000円で、全産業平均の約36万2000円を10万円下回った。

 政府は待遇改善のため、30年度は介護サービスの公定価格となる介護報酬を0.54%引き上げた。介護事業者の経営を改善し、職員の賃上げにつなげるのが狙いだ。31年10月からは1000億円を投じ、勤続10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円の待遇改善を行うとしている。

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