産経ニュース

【阿比留瑠比の極言御免】小泉純一郎元首相、美学に反しませんか

ニュース 政治

記事詳細

更新

【阿比留瑠比の極言御免】
小泉純一郎元首相、美学に反しませんか

「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」発表記者会見で、記者の質問に答える小泉純一郎元首相(奥)=10日午後、東京・永田町の衆院第一議員会館(斎藤良雄撮影) 「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」発表記者会見で、記者の質問に答える小泉純一郎元首相(奥)=10日午後、東京・永田町の衆院第一議員会館(斎藤良雄撮影)

 にもかかわらず、安倍首相の答弁を忖度して改竄が始まったと「想像」した程度の話を、公の場で発信するというのは、晩節を汚すことになりはしないか。

 削除された決裁文書の中には、「安倍」を「安部」と誤記した部分もあった。恐れ忖度する対象の名前を平気で間違え、それがそのままチェックを通り抜けるというのも不自然である。

 「書き換え前の文書を読んだが、私や妻が関わっていないことは明らかだ」

 安倍首相は14日の参院予算委でこう述べていたが、普通に読めばそうだろう。野党やメディアの一部が、何でもかんでも無理やり安倍首相夫妻に結びつけようとする姿は、魔女狩りか集団リンチのようにすら映る。小泉氏までがそれに加担してどうするのか。

 北朝鮮情勢の推移次第で国民の生命・財産が脅かされかねないこの時期に、政界は政局という名の「コップの中の権力闘争」ばかりに目を向けている。

 米国には、大統領経験者らが党派を超えて協力し、国家の難局に立ち向かう組織「プレジデント・クラブ」があり、成果を挙げてきた。日本の歴代首相の言動を思うと、羨(うらや)ましくて情けなくなる。(論説委員兼政治部編集委員)

「ニュース」のランキング