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【正論】今こそ対北政策で心すべきこと 防衛大学校教授・神谷万丈

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【正論】
今こそ対北政策で心すべきこと 防衛大学校教授・神谷万丈

神谷万丈・防衛大学校教授(古厩正樹撮影) 神谷万丈・防衛大学校教授(古厩正樹撮影)

 北朝鮮の最高指導者が、初めて韓国側に足を踏み入れる。それは確かに画期的だ。自らの核を議題とする交渉を断固拒否してきた北朝鮮が、非核化を含む協議のために米国と対話する用意があると表明し、トランプ大統領もそれに応じるという。刮目(かつもく)すべき変化に違いない。金正恩体制発足以来4度の核実験を行い、昨年だけで15回も弾道ミサイルを発射した北朝鮮が、対話が続く間は核実験もミサイル発射も凍結するという。好ましい態度といってよかろう。

 ≪信じられぬ「非核化への意思」≫

 昨年11月の「火星15」の発射により大陸間弾道ミサイル(ICBM)が完成したとし、金正恩朝鮮労働党委員長が「国家核武力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業が実現されたと矜持(きょうじ)高く宣布」したばかりの北朝鮮が、「軍事的な脅威が解消されて体制の安全が保障されるならば、核を保有する理由はない」「非核化の目標は先代の遺訓」と言い始めた。それも決して悪いことではない。

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