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野党、次の標的は「高プロ」 裁量労働制拡大断念に続き参院予算委で攻勢

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野党、次の標的は「高プロ」 裁量労働制拡大断念に続き参院予算委で攻勢

参院予算委員会で質問する民進党の大塚耕平代表=1日午前、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影) 参院予算委員会で質問する民進党の大塚耕平代表=1日午前、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

 野党は政府が今国会で裁量労働制の対象を拡大する法整備を断念したことを受け、次の追及の矛先を「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)に向けた。立憲民主、希望など6党は1日、働き方改革関連法案からの削除を求める方針で一致。高プロを「スーパー裁量労働制」(立憲民主党の辻元清美国対委員長)と呼び、参院予算委員会でも政府に攻勢をかけた。

 参院野党第一党の民進党の大塚耕平代表は予算委で、高プロについて「断念すれば平和的に審議が進む」と首相に迫った。高プロの対象はサービス残業が多く、実態調査が必要との認識も示した。裁量労働制に引き続きデータによる根拠を追及する戦法だ。

 立憲民主党の枝野幸男代表は記者会見で、裁量労働制の拡大断念に関し「多くの仲間が国会審議で頑張った」と述べ、野党6党による衆院論戦での追及による成果だと強調した。

 高プロが裁量労働制の二の舞いとなれば、働き方改革は形骸化する。加藤勝信厚生労働相は予算委で「多様な働き方への環境整備の一環だ」と述べ、残業規制などと一体だと強調した。

 一方で、牧原秀樹厚労副大臣は1日の自民党部会で、野党6党のヒアリングで厚労省職員が連日追及されている状況を「全面テレビ公開で公開リンチのようにやる」「職員が強制労働させられている」と発言した。牧原氏は後に撤回、謝罪したが、野党は「批判を受けるいわれは一切ない」(民進党の足立信也政調会長)と反発し、追及を強める構えだ。(田中一世)

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