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70歳以上運転免許「勧められたら返納」26% 「過信者」への促進が課題

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70歳以上運転免許「勧められたら返納」26% 「過信者」への促進が課題

1月9日に自転車で登校中の女子高生2人をはねた乗用車。逮捕されたドライバーは85歳の男だった=群馬県前橋市(吉原実撮影) 1月9日に自転車で登校中の女子高生2人をはねた乗用車。逮捕されたドライバーは85歳の男だった=群馬県前橋市(吉原実撮影)

 内閣府は19日、運転免許証の自主返納制度などに関する世論調査の結果を公表した。免許証を保有する70歳以上の高齢者のうち、家族や医者から運転をやめるよう勧められた場合に返納しようと考える人は26・3%だった。9日には群馬県で家族に運転しないよう説得されていた80代の男が運転する乗用車が、登校中の女子高校生2人をはねる事故が発生しており、運転能力を過信する高齢者にいかに返納を促すかが課題になりそうだ。

 調査は高齢の運転者による事故が社会問題化していることを踏まえ初めて実施した。昨年11月16~26日に18歳以上の男女3千人を対象に行い、回収率は61・3%。このうち70歳以上の高齢者は488人だった。

 「どのようなときに免許証を返納しようと思うか」(複数回答可)を尋ねたところ、70歳以上の免許保有者で「自分の身体能力の低下などを感じたとき」と回答したのが74・3%、「返納するつもりはない」が9・2%だった。障害や病気のある人たちが運転に必要な助言を受けることができる「運転適性相談」については、28・3%が利用するつもりはないと回答した。

 警察庁によると、75歳以上の運転による死亡事故件数は平成19年に427件で、死亡事故全体における構成比は8・2%だった。しかし、28年は死亡事故の件数全体が減少傾向にある中で、75歳以上の件数は459件に増加し、構成比では13・5%に増えている。

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