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「誰と話せば…」 野党の「ねじれ」に、連携不足 自民が国会対策で困惑

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「誰と話せば…」 野党の「ねじれ」に、連携不足 自民が国会対策で困惑

自民党の森山裕国対委員長(斎藤良雄撮影) 自民党の森山裕国対委員長(斎藤良雄撮影)

 通常国会の日程をめぐる水面下の与野党交渉も混乱が広がる。政府・与党は平成29年度補正予算案の審議を29、30両日に衆院予算委員会、31日と2月1日に参院予算委で行い、遅くとも同月2日までに成立させる青写真を描いている。しかし、参院自民党幹部は「衆院側の立民国対幹部に聞き取った話を、こちらが参院民進党幹部に説明した」と打ち明ける。自民党が“介入”するのは、衆参の野党第一会派同士の交渉ルートが乏しく、放置しておけば、いつまでも調整が進まないからだという。

 野党の連携のまずさは、昨年の民進党の分裂劇以降、各党に残るわだかまりが理由だ。民進は立民、希望の3党による衆参両院での統一会派結成を呼びかけているが、立民は「終わった話」(枝野幸男代表)と冷ややか。立民にとって衆院選で希望と競合したことの遺恨はぬぐいがたい。

 民進の大塚耕平代表は11日の記者会見で、衆参のねじれについて「できる限り正常化すべきだと思っている」と述べた上で、「野党が力を発揮できる態勢を22日までにつくる努力を続けたい」と語った。

 一方で「衆参の野党第一党が違うと、衆院の議論が参院で同じように展開されるとは限らない。国会の緊張感を高める意味でいい面もある」とも指摘した。

 自民党幹部は「今の野党は国会審議に臨むうえでの責任感に欠ける。誰の話を聞けば全体の意向が分かるのか…」と戸惑う。(田中一世、広池慶一)

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