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【新春直球緩球】経済同友会の小林喜光代表幹事「経済環境良好の今、果敢に成長戦略を」

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【新春直球緩球】
経済同友会の小林喜光代表幹事「経済環境良好の今、果敢に成長戦略を」

「新春インタビュー」用 小林喜光(経済同友会代表幹事)インタビュー=2017年12月15日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影) 「新春インタビュー」用 小林喜光(経済同友会代表幹事)インタビュー=2017年12月15日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 --平成29年を振り返ると

 「トランプ米政権発足など世界経済にとって不安定な要素の方が多く、年末まで経済の好調を保てるか不安に感じていた。しかし、世界経済は良いパフォーマンスを維持し、日本経済も7~9月期の成長率が実質で2.5%、名目で3.2%というのは予想外の出来過ぎではないのか。アベノミクス5年目の中で最も良い環境にある」

 --今年もこの堅調が続くか

 「北朝鮮の核・ミサイル問題やトランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題など地政学リスクが大きくのし掛かるが、それを除けば世界経済は好調だ。原油価格上昇の可能性はあるが、せいぜい(1バレル=)70ドル程度で済み、大問題にはならないだろう。新興国、欧州も堅調で、日本経済も金融緩和の状況から、出口戦略を探るタイミングに移るようになるだろう」

 --どういった取り組みが必要か

 「経済の環境が良いこの時期に、イノベーションをベースにした成長戦略を果敢に進める必要がある。今後5年先を見越して、素材革命や自動運転、ロボット化や人工知能(AI)化に備えるべきだ」

 --デフレ脱却に向け必要なのは

 「将来への希望を持ちづらく、高齢化が進み、自ら(老後の資金などを)備えておかなくてはならない中で、社会保障制度改革にゼロベースで取り組む必要がある。財政の健全化、とりわけ今の社会保障制度を考え直す必要に迫られている。そのためには、具体的な根拠を示して改革の議論をしなくてはならない」

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