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蔵王の樹氷が消滅する? 気温3度上昇で…山形大教授が調査 「樹氷は地球環境示す指針」

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蔵王の樹氷が消滅する? 気温3度上昇で…山形大教授が調査 「樹氷は地球環境示す指針」

まるで「ゴジラ」? 蔵王温泉スキー場の樹氷=山形市 まるで「ゴジラ」? 蔵王温泉スキー場の樹氷=山形市

 地球温暖化による気温上昇に伴い、山形・蔵王のアイスモンスター(樹氷)が減少している。山形大学理学部の柳沢文孝教授(地球化学)が日本国内にある樹氷の変遷地図を作成、樹氷を通して地球環境の過去を探れるだけでなく、未来を見通す環境指針といえ、柳沢教授は「気温が2度上がれば、蔵王の樹氷も消滅しかねない」と警鐘を鳴らす。

 アオモリトドマツに氷や雪が付着し巨大な塊になる樹氷は、大正3(1914)年、冬の蔵王に初登頂した山形高校(現山形大学)の神山峯吉教授らが発見。10(1921)年には慶応大学山岳部の鹿子木員信(かずのぶ)教授らが厳冬期に初踏破し、紀行文と写真を年報「登高行」に掲載した。その後、樹氷は、北海道から長野県までで確認された。

 柳沢教授は樹氷研究者の研究成果から全国の樹氷分布を調査。昭和20年代中頃までは北海道から長野県の志賀高原、菅平まで確認できたが、昭和45年以降は、東北地方の八甲田山(青森)、八幡平(岩手、秋田)、蔵王(山形、宮城)、西吾妻(山形、福島)でしか見られなくなった。

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