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憲法9条「加憲」か「2項削除」か 自民ふらふら…公明イライラ

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憲法9条「加憲」か「2項削除」か 自民ふらふら…公明イライラ

 公明党が自民党の憲法改正議論にいらだちを募らせている。自民党が20日に公表した改憲4項目に関する「論点取りまとめ」では、自衛隊について両論併記となるなど、同党の軸足が定まらないからだ。公明党は年明けから改憲4項目を含めて議論を本格化させるが、改憲議論自体に及び腰な姿勢が目立つだけに、与党内で改憲議論が進む気配はない。(千田恒弥)

 「憲法9条については、自民党の中でも集約されていない。年明けから真剣に議論するが、今は『加憲』というアプローチを取ること以外、決まっていない」

 公明党の遠山清彦憲法調査会事務局長は22日のラジオ番組で、自衛隊をめぐる自民党内の議論をやんわり牽制(けんせい)した。

 ◆党内統一は持ち越し

 公明党は、戦争放棄を定めた9条1項と戦力不保持を定めた同2項を維持する立場だ。「1、2項を維持して自衛隊の存在を明記する」という安倍晋三首相(自民党総裁)の提案は公明党の主張に近い。

 ただ、自民党の「論点取りまとめ」では事実上の首相案のほかに「9条2項を削除し、自衛隊の目的・性格をより明確に改正すべきだ」という考えも盛り込まれた。2項削除案は、自衛隊を「戦力」として位置づけたい国防族が根強く主張し、党内の意見統一は来年に持ち越された。「平和の党」を掲げる公明党は2項削除への警戒感が強い。

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