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【豊洲問題】「振り回された」市場業界団体から批判相次ぐ

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【豊洲問題】
「振り回された」市場業界団体から批判相次ぐ

協議会終了後、記者会見する「築地市場協会」の伊藤裕康会長(左)ら=20日午後、東京都中央区 協議会終了後、記者会見する「築地市場協会」の伊藤裕康会長(左)ら=20日午後、東京都中央区

 豊洲市場の開場日が決まったことで、築地市場の移転準備は本格化する。市場業界団体からは安堵(あんど)の声が上がる一方、小池百合子都知事の移転延期表明から約1年4カ月後の決定には「振り回された」「時間がかかった」など批判が相次いだ。小池氏は盛り土問題の発覚などを踏まえ、「混乱を防げた。必要な時間だった」と意義を強調した。

 「各団体の意見をまとめられてよかった」。築地の主要業界団体で構成する築地市場協会の伊藤裕康会長は20日の記者会見で、こう感想を述べ、「物流や設備の問題など、解決しなければならない課題はある。移転まで時間がなく、きちんとした市場に仕上げないといけない」と語った。

 小池氏の移転延期に関しては「本当に疲れたというのが今の率直な気持ち。振り回された」。築地市場青果連合事業協会の泉未紀夫会長は「全てが無意味とは言わないが、時間と費用をかけて、結局、元に戻った」と批判した。

 築地最大の水産仲卸組合である東京魚市場卸協同組合の早山豊理事長は、小池氏に対し「非常に多くの組合員が開場に向けて不満、不安を持っている。『仲卸に納得してもらった』と安易な発言はしないでほしい」とクギを刺した。

 一方、江東区議会は同日、市場問題を取り扱う特別委員会を開催。市場受け入れ条件である豊洲市場内の観光拠点「千客万来施設」事業の実現や追加安全対策工事の実施などを都側が確実に行うことを前提に、開場日の決定を了承するとする意見が大勢を占めた。

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