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【正論】中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 「インド太平洋」で抑止を強めよ ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

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【正論】
中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 「インド太平洋」で抑止を強めよ ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー

ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影) ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影)

 オバマ前大統領は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を支持したが、安倍首相ほどには熱心に推進しなかった。米国がTPPから離脱した現在、安倍首相はこの構想を存続させようと必死の努力をしてきた。もしそれが成功すれば、いずれ米国にも(参加を)促すことになるだろう。

 正直に言って、安倍首相はすぐにも正式な(日米豪印)4カ国連携やインド太平洋地域同盟ができるとは考えていないと思う。戦略的ダイヤモンドを形成する4カ国は、中国との友好関係が必要である。その中国においても、習近平国家主席は深刻な経済や人口問題、まったく異なった価値観をもって不規則に広がる国の秩序を維持しなければならない。

 自由で開かれたインド太平洋地域を発展させる戦略は、日米豪印やASEAN各国の政府、国民から強く支持されるだろうと私は思う。安倍首相は18年にはその戦略の推進者として出現するだろうか。(ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー)

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