産経ニュース

【30年春闘】主要労連の要求方針固まる 底上げ重視で要求は前年と同じ

ニュース 政治

記事詳細

更新

【30年春闘】
主要労連の要求方針固まる 底上げ重視で要求は前年と同じ

平成30年春闘での要求方針を説明する金属労協の高倉明議長(左)=6日、東京都中央区 平成30年春闘での要求方針を説明する金属労協の高倉明議長(左)=6日、東京都中央区

 平成30年春闘をめぐっては、連合が2%程度のベア要求方針を決める一方、金属労協は月額3千円以上のベア要求方針案をまとめた。3千円は金属労協傘下にある労働組合員の月給平均の1%程度と連合の要求水準より低いが、29年春闘でベアを獲得した労組は57%にとどまる。大手企業を対象に高い賃上げ目標を掲げる従来方式から、中小の賃上げを進める「底上げ春闘」に転換しつつある。

 「29年春闘で、組合員300人未満の中小(企業の労組)でベア獲得は5割弱。3千円どころかベア自体がとれていない」

 金属労協の高倉明議長はこう振り返り、「ベアの獲得率を上げる」戦略を明確にした。

 連合も29年春闘でベア要求を2%程度とし、これに働いた年数に応じて基本給が増える定期昇給(定昇)分の2%を加え、合計4%程度の賃上げ目標を掲げたが、実際の賃上げ率は1・98%にとどまった。連合は30年春闘でも同じ要求を掲げるが、ある幹部は「数値的な目標うんぬんより、実際の賃上げ率を高めることや、中小の賃上げを進めるための取り組みに注力したい」と打ち明ける。

続きを読む

「ニュース」のランキング